魔王14歳の抱き枕

2006 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 06 |

2007-06-06

批判とそうでないものの境界 12:14

  • 政治的・思想的主張を意図しないエンターテインメント作品について、「政治的・思想的に未熟である」という意見があったとします。この意見は作品に対する批判として妥当でしょうか。
  • 登場人物たちの人格破綻っぷりをウリとして描かれたサイコな作品について、「もっとキャラクターに温かい人間味を持たせるべきだ」という意見があったとします。この意見は作品に対する批判として妥当でしょうか。
  • 超能力者同士がバトルする作品について、「超能力は実在しないのだから、超能力者を登場させるべきではない」という意見があったとします。この意見は作品に対する批判として妥当でしょうか。
  • ラグビーというスポーツについて、熱狂的なサッカーファンが「手を使ってボールを持つラグビーは下品なスポーツだ。ラグビーはルールを改変すべきだ」と意見したとします。この意見はラグビーというスポーツに対する批判として妥当でしょうか。
  • 「俺はこういう展開は好かんので、俺好みのこういう展開にするべきだ」という意見は批判として妥当でしょうか。

定義とか条件とか命題としての不備がてんこもりなので、もとよりYES/NO問題にはなってません。他の人が「批判」という言葉をどのような感じに用いているのか知りたいという意図はあります。私としてはやはり、評価軸は複数あるんだよという問題に落ち着かせることが出来るような気がしています。

2007-02-24

人が作品に接する態度二類 23:16

こことかあそことか筒井康隆さんの『文学部唯野教授』とかを読みながら色々考えて、いままでどうしても拭えなかった違和感がひとつ解消された気がします。おそらくはものを考える出発点の違いみたいなものがあって、そこのところの前提の違いが人と話が食い違ってしまうひとつの原因だったのかなーっと。以下二類。


感想から出発する場合

私とか、私がアンテナに登録してるようなサイトは、大体この視点からレビューを書いてると思います。私の感想の書き方、という意味でもメモ。

読者が作品を読むと、「面白かった!」とか「つまんなかった……」という感想が湧いてきます。でも面白かったつまんなかったの一言感想で終わってしまうのは勿体ないですし、cogniさん風に言うと思考停止なので、「それはどのような面白さなのか」「どうしてつまらなかったのか」みたいなことをもっと突っ込んで考えてみよう、というのがこのパターン。

別々の人が一様に「面白い」と言っていても、その面白さには質的な違いがあるかもしれません。また、自分の感じる面白さをどうしても表現できなくて、もどかしく思うこともあるでしょう。作品から得た感想を的確に分析し、成文化して表現することができたなら、それは「良質な感想文」と呼ぶことができるでしょう。こういった感想文を読むことは作者にとっても有益です。

「どうしてこんな感想を持ったのか」という視点から分析することもできます。これも感覚から出発している問題なので、ある人が「技巧的だから素晴らしい」と感じたところを、別の人は「技巧的だからあざとい」と感じてしまうこともありえます。両者は「技巧的である」という同じ分析を述べていますけれど、ここで話を終えてしまうのもこの立場からすればまた思考停止です。私や彼らの最終的な興味は、その先の「どんな感想を抱くか」というところにあるからです。(作家ならここからさらに突っ込んで、「読者にこんな感想を抱かせるためにはどんな表現をすればいいのだろう」というところまで考えたり実践したりします)

どちらにしてもまずは感想ありきです。作品は、読者にどのような感想を与えるかという視点から分析されます。不確かな感想を根拠として作品を分析するのは"悪い印象批評"として嫌われるそうですけれど、この場合はそもそも感想自体が分析の対象になっていて、状況が根本的に異なります。


作品から出発する場合

こちらは、作品そのものを分析しようという視点です。作品は読者に感想を与えうるものですが、この場合は必ずしもそれを考慮に入れる必要はありません。読者の感想とは無関係なところで、作品を分類したり解釈したり比較したりしてもぜんぜん構わないのです。こうなると読者自身に固有な価値基準に縛られなくなりますから、どこかからら持ってきたのか分からない突拍子もない評価軸を仮想することだって可能です。

こういった様々な方法での分析が、結果的には「読者の感想」にまで影響を与える場合もあります。こんな解釈ができたのかー、とか、こんな読み方もあったのかー、みたいな感じで、作品の面白さをいっそう引き立てることだってできます。でもそれに限らず、作品の面白さにはぜんぜん関係ないけど分析の発想自体が興味深いぞ、みたいな楽しみ方だってできると思います。何の意味があるか分からないけど俺が好きでやってるんだから別にいいんだよ文句あるか! 的な純正末梢研究的だってありでしょう。*1

このグループで書いてる人なんかは、結構こういった視点も持たれてるように思えます。もちろん、これはあくまで程度問題で、実際は両者ないまぜになった文章が大半でしょうし、そもそも境界だってあいまいでしょう。ただ、作品と感想を切り離して扱うという考え方、私にはこの発想が全くありませんでした。作品は常に読者にどういう感想を与えるかという視点から語られるもので、あらゆる批評はよりよい「感想」を得るために行われていると思っていたのです。

この点、かなりカルチャーショックでした。そりゃ人との話も食い違おうというものです。考えてみれば、先入観以外の何者でもありませんね。まあ車輪の再発見なんでしょうけど、自分的に大発見だったので書いときました。(既になかば私物化しているこの日記)

*1:本文に「ぺ」という平仮名が何回出てきたかを今月の新刊で徹底比較! みたいな。

tiger butter pancaketiger butter pancake2007/02/25 13:58「小説で、主人公を何人称で扱うか」の話として読みました。
私は、一人称の私小説なら抵抗無く読めますが、Erlkonigさんの場合はどうでしょうか?
>>私物化 屍撫通家よりはまし。

ErlkonigErlkonig2007/02/25 15:41うーん、人称の話ではない気がしますよ。私に関して言えば、人称が作品鑑賞の障害になったような経験は全くありません。屍撫通家て。

2007-02-05

もっとお返事(ひとまずラスト) 23:19

Erlkonigさんが「「批評畑」と認識している文化圏」で指示しているグループのことを私が解らないからずれているんじゃないかなと。私が守ろうとしている「批評」と、Erlkonigさんが疑義を振りかけている「批評」は果たして合致しているのか、具体例を出してもらわないと多分かみ合わないのでは。

そうですね、最初にここのところを聞いておくべきでした。ていうか、いちばん分からないのこの部分だったので、何とか私自身の認識を補正したくてずっと苦労してました。そこの擦り合わせさえできれば、私の方の問題は解決できたと言ってもよかったくらいです。

私はこういった世界からはすごく遠くにいた部外者なので、そもそも"どこ"というのがぜんぜん分かっていません。cogniさんが批評と呼んでいるものと、その周辺にある批評ではないものとの違いも、ここからでは見えません。具体例を挙げようにも、「誰かが何か言ってた気がするけど、何だっけ?」という感じです。

だから、認識の擦り合わせが必要でした。なんとか手探りで「大体こんな感じ? 合ってる?」というのを恐る恐る尋ねてたのがここ数回の私の記事です。ですから「批評畑」についての意見はずっと「こんな感じだと思ってるんですけど正しいですか」という質問の形で書いてきましたし、これには皆さんがいろいろな場所で答えてくれました。感謝。

おかげさまで、曖昧だった境界線が大分はっきりと見えてきました。私が「批評畑」と呼んでいた対象は、たとえば東浩紀さんや大塚英志さんといったプロの批評家がもちろんそうですし、あとは文学賞の選考委員たちの言葉だったり、そのまんまWEB上の書評だったりというところです。その中には、cogniさんが批評と呼ばないような批評モドキも沢山混ざっていて、最初の記事で書いた「不信感」というのはそういう部分に対してのものでした。

お話を聞く限りだと、私が「怖いなー」と思っていたものはcogniさんから見てもまともな批評ではないようですし、ひとつ前の記事の最後で書いた通り、私の持っていた違和感は概ねで解消しました。私が思っていたほどにはこの世界は怖くない、という風に認識を改められそうです。本音を言うと、希望的観測に人の口からの断言が欲しかったというセコい思いもありました。これでぐっすり眠れます。ありがとうございます。


あー、それと順番が前後しまくったりしますけど

cogniさんの記事はたしかに内側の人向けの言葉遣いが多めですが

えー。そうなんですか。あえて使ってるのって「制度」「観測者」「契機」ぐらいじゃ。

用語そのものに限った話ではなくて、もっとこう文体の言い回しとかニュアンスとか含めて文化圏的な。「反復」とか、日常語として使うときとは微妙にニュアンスが違いますよねー、みたいなことの積み重ねで、少しずつ固有の世界を築いてる感じです。前提知識を必要とするような用語は滅多にありませんし、じっくり読もうとすればちゃんと読めるので問題ないと思います。


なんか私も批評畑の内側の人間にされているようですが、批評言語なんて操ってるつもりはないし(←自覚なしの身振り)、内側じゃないと思いますけどねぇ。

これも、私が外側過ぎるのでそう感じてるだけなのかもしれませんが……。欧米人から見たら日本人と東南アジア人の区別が付かないようなものなのかもです。


作品単独の感想を書くときは作品のどの部分を持ってくるか、作品と作品を比較する際にはどの作品を比較対象にしてどういう風に引用してくるかというところで、感想筆者の選択のセンスが垣間見れるので、そういうのを余り感じられないというか。

cogniさんがそういったサイトに巡り会えなかったのは残念としか。私がアンテナに登録しているのは、私がそういったセンスを感じたサイトですけれど、それこそ評価軸の違いということもあるでしょう。


作家のインタビューが嫌いな人でーす。いいのもあるけれど、基本的には嫌い。要らんこと言うひと多いから。

要らないことというのがどういった言葉のことを指してるのか分からないのではっきりと言えませんけど、これも単に求めているものが違うのかもしれませんね。私なんかの場合は実際に「自分が作る」際に参考になるような言葉も多分に求めてるので、「毎朝執筆の前に犬と散歩に行きます」*1みたいな言葉が凄く重要になってくるんですけど、そうでない人からしたら単なるノイズになっちゃうのかも……。



無条件絶対評価! 相手は死ぬ 01:53

私は「好き嫌いは人それぞれ」という言葉が大嫌いな人で、「好き嫌いは人それぞれ」な人は私の好き嫌いも認めてくれるはずなので断言しますが、価値相対主義なんて嫌いです。

cogniさんが生き生きしはじめたのです……! ええと、実は私も「錐の体積の公式」がどうーしても好きになれないのです。1/3になる理由を先生が教えてくれなかったので、積分覚えるまでずっともにょもにょしてました。

でも、好き/嫌いと正しい/正しくないはぜんぜん別の問題なので注意が必要です。いくら私が嫌いでも、やっぱり「錐の体積の公式」は正しいわけです。「好き嫌いは人それぞれ」ですけれど、正しい正しくない、優れている劣っているという差は厳然として存在しちゃうのです。

優劣の話をしているときに「好き嫌いは人それぞれ」という「よそから持ってきた基準」を持ち出して結論をうやむやにしてしまうのは、まさにcogniさんの言う通りの思考停止だと思います。ていうか明らかに間違ってますよね。「好き嫌いの話」なんてそこではしてないんですから。

と、そうは言っても、一点だけ厳重に注意しなければいけないことがあります。それは、ものごとの「優れている/劣っている」を評価する際には、必ず「誰にとって」「どういう価値基準で」という条件がくっ付いてくるということです。無条件の優劣の差、なんていうものは、やっぱり決して存在しません。100メートルと100キログラムはどちらが優れているか、なんて言われても答えようがないのです。

逆に、明確な価値基準さえはっきりとしていれば、そしてその判定方法が十分に明白であるのなら、価値相対主義が難癖を付ける余地は全くないということになります。「好き嫌いは人それぞれ」というの言葉それ自体は事実ですし、物事を考える際の大前提ですけれど、ここで思考停止正当化する理由にはなりません。で、

作品にも批評にも優劣はあります。秀作も駄作もあります。文章技術や語りの技術などが一番解りやすいですが、それ以外にも優劣を付けようと思えばつけられると考えています。

というcogniさんの言葉なんですけれど、私が分からないのも結局はここなんですよね。その優劣は何を基準としているんですか? っていう。

色んな基準があると思います。濃密な文章を評価する基準もあれば、簡素なそれを良しとする基準もあります。情景の描写よりも物語の構造を重視する価値基準がありますし、その逆もあります。通常は、そういった無数の評価基準が渾然一体となって一人一人の価値体系を作り上げているはずです。「ミステリー」や「SF」「エンターテイメント」など、ジャンル的な文化圏がその歴史の中で特殊な評価基準を作り上げている場合もあります。そして私が「批評畑」と認識している文化圏の評価基準も、そういったジャンル的な特殊化を遂げていると思っています。

これらの価値基準のどれから見ても劣っているとしか見做せない作品は、より一般的な価値基準から見ても「劣っている」と判断できるでしょう。そういう意味では、完全に客観的な評価基準は存在しなくとも、程度問題として"十分一般的と見做してよいであろう"評価基準は存在します。「作中にたまたま地元が出てきて共感した」とか「自慢の息子が描いてくれて嬉しかった」みたいな基準もあるにはあるでしょうが、そんなのは統計的誤差として切り捨てて通常問題ありません。

このようにして、やはり統計的な偏りとして広く作品の優劣を付けることは可能です。(ただしどんな場合でも、その評価が「価値基準の採り方」に依っていることは自覚しておかなければなりません) そして、こういったことを無視して無理矢理単一の価値基準を押し付けられるようなことがあれば、これはもう「好き嫌いは人それぞれ」(=どの評価基準を選ぶかは人それぞれ)という大前提に立ち返るしかないなあと。私がこの前の記事でこの言葉を持ち出したのはこういった意図からです。

「批評畑」の批評を見ていると、その価値基準が一体どこにあるのかよく分からなくなることがあります。おそらく「彼にとって」あるいは「彼らの文化圏にとって」といった価値基準が採用されているのでしょう。そこに「より広く一般的な価値基準」が含まれているとは限りませんけれど、それ自体は問題ではありません。問題は、ときとして「彼にとって」「彼らの文化圏にとって」という条件がいつの間にか隠蔽されてしまうことです。

故意にせよ偶然にせよ、主体を隠蔽された批評は往々にして普遍的評価基準であるかのように振る舞います。最悪の場合、この種の「よそから持ってきた評価基準」が権威化して「客観的評価基準」と認識されるようになり、それに合致しない作品を攻撃し出すことすらありえるのです。どこかの著名な批評家が「悪貨は市場から駆逐しなきゃ」みたいなことを言ってた覚えがあるんですけど、ひどい視野狭窄の言に思えて仕方ありませんでした。この人は自分に固有な評価基準を、そのまま普遍的で客観的な評価基準としてすべての作品に適応してしまえるんだなあと。

私が「批評畑って怖いなー」と思うのは、つまりこういった理由からなのでした。そして、こういった危険性にどのくらい自覚的なのかなーというのもひとつの疑問です。「こういうのは悪い批評だ」とか「こういうのを批評とは呼ばない」ということであれば、私が批評畑という文化圏に抱いている違和感は(少なくとも理念の上では)解消します。回りくどい言い方になってしまいましたけど、こう見えて実は数学系なので、細かいところが気になってしまうんですよね。本当は語尾に数字をつけてしまう癖を気力で抑制してるのですよー801

*1:歩く→頭が回る→モチベーションアップみたいな些細な自己管理がけっこう馬鹿にできないのです。

sirouto2sirouto22007/02/05 03:21http://rosebud.g.hatena.ne.jp/sirouto2/20070205/p1

私も批評的言語を少し使うので、Erlkonigさんの批判が当てはまるところもあります。そこで、批評畑の外から読めるかどうか、(他の記事の要約ですが)このグループで久しぶりに書いてみました。「読めない」ようであれば、私にダメ出ししてくれれば、それを考慮してまた新たな別の文章を書きます。内容は場所論で、抽象的な話なんですが、ここから「SaGaの塔」「ひぐらしの雛見沢」みたいな場所の話に展開していこうと思います。というわけで、もし何か感想がありましたら、よろしくお願いします。

hajichajic2007/02/05 20:51やおい関係ない。やおい。

ErlkonigErlkonig2007/02/06 03:24>sirouto2さん
 拝見しました。私の感覚がサンプルとしてどれほど適切かどうか分かりませんけれど、思ったとおりのことを言います。ここまでずっと「読めない」という言葉を使ってきましたけれど、これは正確には「途中で読むのをやめてしまう」ことを指していたことを、念のため断っておきます。以後、能力的に不可能で「読めない」場合と、心理的に敬遠して「読まない」場合とを区別することにします。
 「読もう」という意志を持って臨んだところ、「読めました」。大筋で意味も理解できたと思います。(ただし「異化」という言葉は辞書によっては載っていないこともあるので、ちょっと専門性の高い用語ですね。字面から意味は推測できますけれど、人によっては戸惑いを感じるかもしれません)
 ただし、今回は改めてコメントまでいただいたので「読もう」という意志があったのですが、それがなければ敬遠して「読まない」を選択していたろうとも思います。「「美少女ゲームにおける場所の発見」を読む」からして、いかにも"専門性の高そうな"印象を与えるタイトルで、その後の文章も論説文的な文体、雰囲気が障壁になっています。そして実際、最後まで読み通すのにもそれなりのエネルギーが必要でした。
 ……と本当に感じたままのことを書きましたけど、こんなのでよかったのでしょうか。さすがにリーダビリティの問題を言い出すときりがないですし、私はかなり質の悪い方の読者な気がしますし、読む意志のある人はそんなの気にせずちゃんと読むでしょうし……何か間違えた気がします。純粋に「読解可能か」だけを見ておけばよかったでしょうか。

sirouto2sirouto22007/02/06 08:40http://rosebud.g.hatena.ne.jp/sirouto2/20070206/p1
ありがとうございます。今度は自分の文章のみで、もう少し平易に書きました。前日のエントリと同じ問題意識で書いてますが、どうしても思考が薄くなります。確かに無意味に抵抗感と閉鎖感を与える振る舞いを避けて、なるべく透明に書きたいのですが、専門用語には思考の「車輪の再発明」を防ぐ面もあるので難しいところです。「異化」と言わずに同じことを説明すると文章量が膨大になります。Erlkonigさんが数学系だということで喩えると、数式を使わないで理系的な思考を表現することの難しさに近いかもしれません。やはり興味がないものは読まないものだと思うし、それはそれでいいのですが、批評的言語を使うことにそれなりの必然性があることを、どうやって表現すればいいか悩んでいます。とりあえず、今回の文章で、個別の作品のレビューとはまた違った問題意識が存在する、というのが、もし何となくでも伝わればいいなと思っています。もちろん別に批評のために批評を書くというわけではなくて、Erlkonigさんのような良質な読者に読んでもらって、思考が伝わって、もしフィードバックが帰って来ると嬉しいので、なるべく読まれるように書く努力はしたいと思います。先に嫌になってしまうかもしれませんが…。

ErlkonigErlkonig2007/02/12 04:41用語を使うことの意義は分かります。相手が理解している場合は用語を使った方が明らかに簡潔ですし、その方が意図が正確に伝わる場合は多いと思います。用語を知らない人が自発的に意味を調べるよう仕向けられればいいんですが、それもまた難しい話ですね。私の場合、「異化」くらいなら正確な定義は知らなくともイメージくらいはできるんですけれど、「差延」とかになるとギブアップです。新しいエントリはかなり取っ付きやすく、ひっかかるようなところもありませんでした。日記文体じゃないと読めない、見たいな人でない限り抵抗なく読めるんじゃないかと思います

TimTim2012/04/21 22:12Short, sweet, to the point, FREE-exatcly as information should be!

ptsbijlbwkyptsbijlbwky2012/04/22 08:221e0FfX <a href="http://goxhjokranjo.com/">goxhjokranjo</a>

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dpbxxauldpbxxaul2012/04/23 18:00TKNsX8 , [url=http://kvzmvvmtwvmc.com/]kvzmvvmtwvmc[/url], [link=http://llrnkechkawa.com/]llrnkechkawa[/link], http://ywzyfkfubkpn.com/

2007-02-04

cogniさんにお返事

一回の記事でお返事しようと思ってたんですがちょっと無理そうなので小分けにします。

読めないとか言われましたーっ。このグループで更新しているのほとんどうちだけだから多分うちだ。いや間違いなく。

cogniさんに限らず全般的に読めてないです。ちゃんと読む前に冒頭数行を眺めて「これは読めない」と思って閉じてしまうっていう、まあつまり完全に私の怠慢なので……。cogniさんの記事はたしかに内側の人向けの言葉遣いが多めですが、それはこの手の批評サイトだと珍しくないですし、レイアウトの読みやすさも標準的だと思います。


私は批評文を読むのが大好きで、「批評という行為に偏執的な不信感を抱いている」人に偏執的な不信感を常々抱いておりまして

大前提の部分でポカしちゃったんですけれど、これは私の言い方がまずかったです。私が違和感を抱いているのは「批評という行為」ではなくて、「批評家と呼ばれる人たちの作り上げた文化圏」です。「批評」それ自体は私だって日常的にやってますし、「すばらしい批評」もこれまでに沢山見てきました。

だからあの記事のタイトルは、「批評家と呼ばれる人たちの作り上げた文化圏」から生み出された「すばらしい批評」を教えてください、とするべきでした。


批評、というか批判と非難との区別がついてないなら

「批評」「批判」「非難」といった言葉に業界のテクニカルタームとしての厳密な定義? があるとしたら、それは理解してません。辞書的な意味と日常語のニュアンスの範囲内で区別してるので、cogniさんの考えてる意味での区別をしているかどうかは分かりませんです。


私にとっての批評とは簡単に言って、実際体験していたときには気づかなかったところを気づかせてくれるものであります。

私もそういう認識ですー。他には、よりよい作品を作るためとか、単純に分析の面白さを楽しむためという動機もありますけれど。私が他人の感想を日常的に見て回っているのも、この「気づき」を得ることがひとつの目的です。逆に、自分が読後記事を書くときもここのところを意識してます。


「この作品は世間では評価されているようだが、(私の理論からすれば)そんなに評価されるような代物ではない」みたいな手合い

どうでもいいっちゃいいんですが、そういう手合いはどこにいらっしゃいますか。知らないです、そんな批評。

たとえばこういうの。

これも。こっちは批評っていうより思想な気がしますけど……。

奈須きのこさんの文体批判はまさにそうです。先言われたー。cogniさんからすればこういうのは批評とはいわない、ということになるのでしょうか。


ひとまずここまでー。

kaienkaien2007/02/06 13:58『パラサイト・イヴ』新潮文庫版あとがきでは、この作品に対する批評を集め、横に並べグラフ化してその妥当性を検討しています。つまり作者が自作品に対する批評を批評しているわけです。おもしろいですよ。

ErlkonigErlkonig2007/02/12 04:19パラサイト・イヴは何年も前に呼んだきりですけれど、その解説は是非読んでみたいです。瀬名さんも、ずいぶん面白い立ち位置の作家になられたものだなあと思います

CadeCade2012/12/08 21:08Free info like this is an apple from the tree of knolwdege. Sinful?

mtsbjfbtbmtsbjfbtb2012/12/09 18:00FjQUNS <a href="http://xzcbgqckwexw.com/">xzcbgqckwexw</a>

stlnxnrstlnxnr2012/12/11 03:036Ro9r4 , [url=http://pivmmyakwiul.com/]pivmmyakwiul[/url], [link=http://npmxahdrfiqt.com/]npmxahdrfiqt[/link], http://qkyjenfdtyni.com/

bmmmfzfhxbmmmfzfhx2012/12/11 17:4691ZhzB <a href="http://hcpcpcruztyt.com/">hcpcpcruztyt</a>

gnabhsmrgnabhsmr2012/12/13 03:54DwwptX , [url=http://sepdahxtjwuz.com/]sepdahxtjwuz[/url], [link=http://mcqmbqnkaxiv.com/]mcqmbqnkaxiv[/link], http://vaftsxklcmvo.com/

mglczsgdmglczsgd2012/12/29 17:56hIEfFI <a href="http://dfuadavhapkk.com/">dfuadavhapkk</a>

ijexdxrcarijexdxrcar2013/01/19 22:24hsUqRJ , [url=http://chsrhkbmfzga.com/]chsrhkbmfzga[/url], [link=http://gvttshdtgbmv.com/]gvttshdtgbmv[/link], http://gdynqwkalznp.com/

2007-02-02

すばらしい批評を教えてくだちい 05:27

そろそろ自分のこのグループでの存在価値が分からんくなってきましたよあうあう><

まず他の人の日記が読めません。読めないというのは、意味が理解できない、最後まで読み通せないということです。前提知識が圧倒的に不足してるというのもあるし、単に私が長文読めない頭弱い子だからというのもあるでしょう。文字が大きくて、一行の幅が適度に狭まっていて、行間も開いてないと読む気をなくしてしまうのです。(この日記も、スタイルシート弄って私自身が読みやすいように最適化してます)

というのはまあ私の怠慢なんですけれど、それとは別に、私自身が批評という行為"いわゆる批評"畑というかジャンルというか文化圏、*1に偏執的な不信感を抱いているというのもあります。ある立場に立って作品を分析したり、その理論に基づいて新たな作品を作ったりするのはいいです。でも、そこから発展して他の作品を批判しはじめたりするとわけが分からなくなります。「この作品は世間では評価されているようだが、(私の理論からすれば)そんなに評価されるような代物ではない」みたいな手合いです。そういう暴言はごく一部だとは思うんですけれど、どうしてもそんなところばかりが目に付いてしまいます。そもそも「駄作」という言葉にも、どうしようもない抵抗があります。「好き嫌いは人それぞれ」より信頼できる言葉を知らないので。

もちろん、作品に対する素晴らしい分析というものがあることも知っています。たとえばステッパーズ・ストップパラメータ・サンクチュアリを運営しているポーンさんのゲーム分析はたいへん面白いと思っています。作家のインタビューなんかを読むのも大好きで、創作論なんかを語ってくれると勉強になるなあと思います。アンテナに登録している本やゲームの感想サイトで自分の思いもよらぬ読み方を提示されて、なるほどなあと感心することもよくあります。

ただ、当グループのようないわゆる「批評」と呼ばれる界隈で、その種の感銘を受ける頻度はあまり高くありません。「それはまともに読んでないからじゃないのか」というのが多分いちばん的をえた答えだと思うんですけれど、ともかく「すばらしい批評」というものを私はあまり知りません。アシュタサポテというサイトが凄いよーみたいな話は聞いたことがあるんですが、一行の幅が広くて読めませんでした。あとどの記事読めばいいか分かりませんでした。

というわけでものすごい勢いの教えて君なのですが、タイトルみたいなど厚かましいことを思ってしまいました。そんなの人力検索でやれよって感じですね。自分でも書いてて呆れました。呆れたけどせっかく書いたのに消すのももったいないのでそのまま投稿しちゃいますね。眠いので。にはは、ぶいっ。にはは、ぶいっ。

*1:言葉選びがよくなかった気がするので訂正。後で書きます。

crow_henmicrow_henmi2007/02/02 18:02>前提知識
 文芸批評については筒井康隆「文学部唯野教授」辺りが入門編としてわりと使えます。歴史的な流れとか各理論の要約とか。ナンセンスギャグ小説としても面白いので結構お勧めかと。

ErlkonigErlkonig2007/02/02 18:11ご紹介ありがとーございます。しかも文庫化されてますね。さっそく買う予定リストに入れました

hajichajic2007/02/03 18:46文学部唯野教授はさっぱり分かりませんでした。きっと僕の読み方がまずかったのです。

crow_henmicrow_henmi2007/02/03 23:09え? 難易度低いですよ。ぼくもあそこから入ったしいまでもアンチョコにしてます。内容が雑で判らなかったというならまあ判らないでもないですが。

sirouto2sirouto22007/02/04 00:43http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/6160/newtech/smb111.htm

これは「すばらしい批評」だと思います。でもたぶんErlkonigさんが批判したいのは、作品の分析というよりそれを無視して自己完結しているような、批評的批評のことでしょう。確かにそういう「ブンガク的批評」の不毛さは感じますが、問題を一般化したいとも思うわけです。

新書の「批評理論入門『フランケンシュタイン』解剖講義」が入門としてはいいかも。「フランケンシュタイン」の原作は、どんな話でどんな風に読めるのか、前半は作品の分析、後半は色々な批評の立場で広く浅く解説していきます。

hajichajic2007/02/04 07:00なんというかあの本が何を言いたいのかさっぱり分からなかったのです。

ErlkonigErlkonig2007/02/04 15:17 各所で返事が送れてて申し訳ないのです……。

>sirouto2さん
 紹介ありがとうございます。チェックしておきます。
>リンク先
 わ! これはまさに「すばらしい批評」だと思います。
>批評的批評
 そうですね、作品を分析すること自体には何も問題を感じません。「批評という行為」そのものではなくて、「批評家と呼ばれる人たちがその文化圏の中で作り上げた特殊な体系に基づく価値基準」を、それが特殊だとあまり自覚してないっぽいところに違和感を覚えます。

>hajicさん
 自分の読み方が悪かったとき云々は私が勝手に自戒の言葉にしてるだけなので気にしないでください。hajicさんは作品によって読み方を変えるよりも、自分の読み方とそれに合う作品を追求してる人だと思うので

tiger batter pancaketiger batter pancake2007/02/05 23:43Erlkonigさんのページは度々拝見させていただいておりました。
初めて投稿します。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-king/4566/etc/gameetc/nagata1.html
http://www.1101.com/otona/index.html
この2つは同じ人が書いてるんですが、
私がこの人の文章から感じる思想は簡潔です。
「批評の究極は応援である」ということなのですが、
それはErlkonigさんの批評からも度々感じたものです。
なので批評というワードに違和を感じるErlkonigさんに違和を感じない私なのでした。めでたしめでたし。

なんかやりきれない不意打ち感がありますが、今後ともよろしく。

ErlkonigErlkonig2007/02/13 18:05>tiger batter pancakeさん
 返事遅れてごめんなさい。ふたつURLを貼っていただいたきましたけど、どうも上の方には飛べないようです。
 なにかの作品に言及する際には、できるだけ「応援」の姿勢でいようと心掛けてはいます。作品の本来の面白さ以上のものを過剰に喧伝するつもりはありませんけれど、読み方次第で作品の面白さは大きく変わってくるものだと思っていて、その「読み方」を示すのがひとつの応援の仕方だと考えています。今後もよろしくお願いします

tiger butter pancaketiger butter pancake2007/02/14 11:37>Erlkonigさん
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/4566/etc/gameetc/nagata1.html
Playtown-king の k が大文字の K でした。
永田泰大という人を紹介したかったのでした。

buithy lgunfbuithy lgunf2007/06/16 15:05mkjdfb nhtyzcqmo wsjpfg pamw xatjgyokr dyhn fuziploj

hvyedb ziwxfhvyedb ziwxf2007/06/16 15:06nmfc edzixfqh mdaiqr lpejc yganwiq gzpmjcn fgspzoix http://www.tfjdeogy.mdayc.com

nzaswxlu kaslnnzaswxlu kasln2007/06/16 15:07muan bwchtqejv wpdihj tngv txqh iomeg acltrd <A href="http://www.flxt.kdqcbjt.com">ugpvyrnxo wjgfpoilt</A>

ygmulsvc jcypqygmulsvc jcypq2007/06/16 15:07nmqrzols xapvbi egsw ndiovgkmj oyjei satd zhugcw [URL=http://www.yuplbhqnr.nfobcli.com]ldbfiq lsmfc[/URL]

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