die Mondsichel @ Rosebud

「月鎌/Fの中のMの中のF」美少女ゲーム論別館。

2006-12-16

[]捜索中&書きかけ 03:06 はてなブックマーク - 捜索中&書きかけ - die Mondsichel @ Rosebud

2005年の『マンガ研究』vol.8(大会号)が見あたらない。

増田のぞみ先生の発表についての記事を引っ張ってくるつもりだったのだが……。

http://d.hatena.ne.jp/Kadzuki/20050620#p1

●戦時少女雑誌のあるべき少女像……この発表で挙げられた慰問人形と、兵士と少女の関係「相手の顔の見えないオープンな思慕」は形を変えて今でも生き残っていると私は思う。まず慰問手紙はいかなる兵士も代入できる形で書かれた物であり、このオープンな意識的動員によって戦意が高揚する(「真っ赤なスカーフ」式思考?)。また、それに対してやはりオープンな形で、誰が作ったかを特定しない人形(もしかしたら私の物?)を大切にしてくれる、(編集部によって作られたキャラクターの)兵士に感謝と応援の動員をする。以前少女雑誌の「花物語」で代入項が空白のモノローグを見たときに感じたことにも似てくるのだが………なんだろう、この既視感は。

2005年、日本マンガ学会大会@精華大のメモより。

その是非も、疑似恋愛と(大本営発表の向こうの)戦争の類似も、ここでは放置する。


しかしこのような「代入可能な」オープンな思慕による誘導を行う企画は、読者参加ゲーム*1に形を変えて生き残っているように考えられる。もしかすると戦時少女雑誌がその黎明期に相当するのかもしれない(そしてそれは、雑誌が既に「貸されるもの」ではなく、読者に対する1:1対応、つまり「購入されるもの」になっているということでもある)。

発掘できたらもうちょと正確に書き直したい。

*1:『超☆女王様伝説 セント・プリンセス』のような集団戦の読者参加ではなく、『Sister Princess』『HAPPY LESSON』のような架空の1:1対応関係を生み出すものが該当する。また、『Dear…』のような1:多数の構造を持つものも射程に収めるかもしれない。