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2007-01-17

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編集画面からアクセス元を見る限り、最近は一日たぶん20アクセスぐらいあるらしくてありがたいかぎりです。RSSの人は換算されていないだろうから、もう少しいるかもしれませんが。

いつのまにか仇名がーしかもマリラー、というのは前に書いた覚えがあります。

http://broadband.biglobe.ne.jp/geass/。ということでコードギアス。

新OP。この微妙さは何だ…。改悪ですよねこれ。そもそも9話ぐらいからちょっぴりOPが変更されていたのもあれは改悪だったと思っていたりするのですが、というのは、COLORSの最初のドラムとともに入ってきてドンと大きな音が来るところで、ゆっくりと力強く歩むルル様の顔にアップしてたじゃないですか変更前は。COLORSの音楽としてのできがどうあれあれだけで第一期OP肯定だったのに、途中から凡百な光の玉が迸る様に変えたりしてさ。しかし今回のは酷いというか、曲名どおり解読不能というか歌詞が聞き取り不能なのですが、ああいうのがJPOPの売れ線なんですか。そりゃあ「JPOP好きなんだけどそれでも売れ線とは少し違う好みでちょっと普通とは違う自分の個性をアピールしたい」という数だけは多そうな自称マニアックな音楽好きの層に受けそうな微妙に外した声と楽曲って感じでそれなりに売れてても別にいいんだけどそれだけじゃねぇかなあと思ったのですが、そういうのを作るのはいいとしてものすげぇアニメーションと組み合わせいにくいもん作ってくるなよ、というところにわざとこういうの作ってきて「お前らわかってない俺わかってる」とかゆってそうな高校生並みの思考能力を発揮してる感がびんびん感じるのですが、これは被害妄想ですか。ていうかああいう、なんというか、気だるげで「本気で歌ってませんよ」的な感じがするシニシズムを体現したようなそれでもどこか無理した声が嫌いで、若さとかいう言い訳でスルーはできないので本気でどうにかしてほしいんですが。見る気なくなるですよ。オタにそんなこと言われたくないっつんならオタ唸らせるものを作ってこいや、と。いやマジでへこんでます。良いところを探すとしたら、あの日本の女の子の手の位置が女の子女の子していたところが良かったということぐらいである。絵ですが。

一通り愚痴ったので本編。ナレーションがC.Cさんに変わったような。今回のナレーション内容は割と好きかもしれません。あとやっぱり全般的に音楽が良い。挿入歌はStoriesというのですか。サントラ買おうかな。雨と断絶。悩みと雨はよく似合う。「王の力はお前を孤独にする」とC.C.は言ったけれど、その通りであって、孤独に耐えるとかそういう馬鹿馬鹿しい言葉ははかないし、人は一人で悩まねばならないし、悩んだ後は眼を血走らせて突き進め、ということで作戦開始。ルル様弱い(泣)。もっとナイトメアの練習するか、もっと性能の良い機体を与えてあげてください、ずっと負けっぱなしでそろそろ本気で情けなくて可愛そうです(号泣)。しかし後半からは本当に凄いですね。全速力だ。次回予告も粋なアップだけで先を見せないという点で非常にどきどき。まったく、なんという面白さ。

で、今回はルル様悩む回。スザクも悩む回。C.C.もシャーリーも独立して生きていて互いの思惑が交錯していき、そして何より視聴者である私にとっては麻枝准ファン標準装備であると思われるところの匂いセンサーがC.C.を押し倒したときに過敏に反応し、「C.C.ってどんな匂いがするのだろう…?」と頭を悩ませたに違いない回。ナナリーは結構解りやすそうな甘いほんわかした匂いが主に髪の毛からしそうなのですが(だって髪の毛ふわふわですよ?)、C.C.は一向に解らないので(風呂入っているかすら解らないので)悩みぬいた末に『無臭』というところに落ち着きました。異論反論お待ちしております。

解っているけれど悩まなければならないときというのは必ず存在し、自分が絶対に正しいという自信を持っているにもかかわらず理不尽に圧し掛かってくるのは責任という名の概念である。『正義の味方』とはルル様に付き従ってきた我々には耳に新しい言葉であるが、気鋭の社会学者北田暁大の主著『責任と正義』がその名より示すとおり(入手できないので読んでないがタイトル名が示すとおり)、正義と責任は切り離せず、そもそもにおいてその二つは同義であるとも思えるときすらあるのですが、それら概念が実在するかどうかは脇に於いておいて、正義の行使において結果が惹起されそしてその結果の発生において因果関係が遡行されて、他者の介入と行為の個別化をとおし行為者に帰属させられた当の結果は副産物として責任という名を与えられ、例えばたまたま(、、、、)そこにいて巻き込まれて死んだ人の責任は誰に帰せられるべきかという問題が発生し(「殺していいのは殺される覚悟のある奴だけだ」)、その責任という副産物は潔白なはずの正義という観念を現実でもまれることを強要してその観念に摩擦を引き起こし("we need friction", Wittgenstein)、観念がいかなる矛盾をきたそうとも行為によってその矛盾が消されるかのように、それでもなお進むというところにルルーシュの気高さを感じるのは自分だけではないだろうし、同様にスザクもまた理想を掲げる一人として私は好感を持って迎えています。スザクうざい、というのをどこかで見た気がしますが、個人的にはうざくないです。あのような事件において「問題はない」とすっきりと言ってしまえる浅いニヒリズムに陥るよりかはよっぽどましだろうし、『問題がモンダイなのだ』において哲学の劇場の方々が定めた問題という定義、「問題は人に不確定な状態を生じさせ、なんらかの対応を迫る」というもの(らしい)のように、問題はWittgenstein的(であろう)に解消されねばならないが、それでもなお問題が解消されない場合には、自らの言葉と自らの行為の間に横たわる徹底的なまでの違和感にたいして、叫ぶ以外に何が出来ると。

「お前さえいなければ!」「お前がいるから!」はまるで漫画によくある悪魔と天使の葛藤のようです。その前にあるルルーシュの科白、「立ち止まることはできない」「流した血を無駄にしないためにも」は恐らくその言葉の嘘くささにルルーシュも気づいているはずで、それでも「社会が悪いんだ」との一言すら吐かず大人のせいにしないところが、我々ガキに許されるせめてもの誇りではありますまいか。そもそも正義の味方という言葉は『Fate』でもやられていましたが、新しい時代の幕開けを告げるかのように見えた17分割を描いた『月姫』の奈須きのこ*1ですら、Fateにおいては正義の味方を個人の問題として片付けざるを得ず、やさぐれ正義の味方アーチャーに対して士郎は「―――決して、間違いなんかじゃないんだから……!」という他人の否定という糞つまらん手法で自己肯定をして何ら自らの正義の擁立や補助をなんらしておらず、またVNの制限ゆえにだろうか、正義の味方として守った多数の無関係の人々のことをほとんど描いていないという時点で、Fateの正義とかいうものは正義ですらなく、キャラクターのために使われるただの補助概念としての正義なんて糞くらえであると思っている私はもちろん、Eagletonのように正義はありうると思っているし(でしたよねイーグルトン)、Derridaのように正義に近づいていかねばならぬと思っているし、正義の当否を馬鹿にするならまだしも正義の存在を馬鹿にしている奴らは敵だ敵とか思っているからこそ、コードギアスではきちんとそのあたりを描いてくれると信じていて、だからこそ彼らの煩悶と叫びは私自らのものと受け止め傷つかねばならないはずだ。

奇襲、というものはかの蓮實重彦が言うように、何かしらのきっかけがその存在を事前に知らしめるものであり、そのきっかけというものは「何もない」といったような何かの不在であることが常であることを、「静か過ぎる」や「誰もいない」「作戦がうまく行き過ぎている」などという言葉をもって、我々は十分に知っているはずである。しかしそれでも「お前にはもう動揺したり立ち止まる権利などない」のであって、前回のキスシーンの背後に降り注いでいた雨がまるで再来するように、自らの情けなさと問いの繰り返しにシャワーの中で一人床を叩き、海辺の水が爆発によって降り注ぎ開戦を告げるという降雨の共通性をもって、その散らばる水という概念の象徴性がコードギアスの世界では作劇を行い、それが夜の帳と重なり合ったときに一つの行為の結果が生まれ、前回の終盤にあわせるかのごとくルル様とシャーリーの邂逅が果たされたと。他はいつもの通り、高いレベルの水準で。

OPについて再び。まぁ、私はJPOPというか音楽全般を聞かないほうなのであのOPの音楽の評価の仕方は解らなく、私が取り逃しているような良い点とかいうのがあれば皮肉でもなく是非聞きたいと思うところです。どういう風に受けがいいのかというのも気になるというか、音楽の楽しみ方が拡がるにこしたことはないのです。ていうか、I'veも最近というかここ五年ほどぱっとしないし、ave;newは聞くに堪えないし、頼みの綱は麻枝准のLoveSongと智代アフター(体験版の音を聞く限りかなり期待)ぐらいしか。しかしLoveSongはriyaさんが作詞というところが少し心配。私は基本的にJPOPの歌詞は嫌いで、「たとえ」とか「もし○○であったとしても」とかゆー歌詞が聞こえた時点で胸糞悪くなる性格で、JPOPは何のいじめかそういう曲がヒットに多いような感じなので「ふざけるな!」ということになって、ほとんど聞かないわけです。そういえば最近のエロゲーでも音楽はあまり盛り上がっていないような気がします。2000年前後が音楽的にも異常だったのでしょうか。まぁ私は夏影があれば生きていけると半ば思ってて、実際1GBのMP3プレイヤーの中には夏影と残光とpodcastしか入れていないという状況で、麻枝信者なめんなという感じです。最近ちょっといいかなと思ったのは、『さくらむすび』のデモムービーのピアノ曲と、たしかeufoniusの何かの曲をMADで聴いたんですけれど、それなりによかったのでその辺のグループに期待してます。あと何か良い曲があったら教えてください。

*1:「月姫はネロ戦で終わっていれば良かったのだ」派。それ以降は蛇足と言う名のおまけにしかすぎない。遠野家ルートはそれなりに面白いとは思うけれど別に小説でもああいうのは読めますしねー。Fateは面白いが個人的に面白くないていうか力が感じられるのは月姫である。

rulia046rulia0462007/01/17 22:08>「C.C.ってどんな匂いがするのだろう…?」
 どう考えたってピザの香りなのでは?

cognicogni2007/01/17 22:27ピザは盲点でした。「女の子=いい匂い」の等式を自明だと考えていたので。
でもピザの匂いにすると幻想的な雰囲気がなくなってしまうので、ギアスの力でなんとかしてほしいです。

cognicogni2007/01/17 22:34しかしタイアップがこんなところ(ヒロインの匂い)まで影響するとは思いもしませんでした。ルルーシュの部屋はピザの匂いがしていても構わないので、C.C.は許してあげてください。

rulia046rulia0462007/01/18 02:12 ちょっとだけ。「殺していいのは殺される覚悟のある奴だけだ」は「他人を殺す者は自分が殺される覚悟を持て(さもなくば殺すな)」の妙にわかりにくい言い方で。「殺される覚悟していない人を殺してはいけない」の意は発言時にはないのではなかろか。
 一方で、ルルは本気で弱者の味方でもあるので「自分が殺される覚悟をすれば他人を殺していい」と思ってるわけでもない(それはブリタニア皇族式の発想で、反逆の対象だろう)。
 それはそれとして。イタリアあたりにはピザ臭漂う美少女ちゃんもそこそこいるのではないかと思うんだけど(偏見?)。ピザ差別反対。

K_NATSUBAK_NATSUBA2007/01/18 05:44ピザがだめなら酸っぱい匂いで妥協するとよいと思います。
蒸れ蒸れムンムンの美学。
奥襟の垢染みた匂い。

>「JPOP好きなんだけどそれでも売れ線とは少し違う好みでちょっと普通とは違う自分の個性をアピールしたい」という数だけは多そうな自称マニアックな音楽好きの層に受けそうな微妙に外した声と楽曲
それ一般にはファッションヒップホッパー・FLOWの悪口なんじゃ。

「解読不能」についてですが、キレのあるギターリフ、パワフルなボーカル、激しいドラムプレイ、重たいベースライン、漢語、それも破裂音を多用することで攻撃的な響きを帯びさせられた、対句を多用したテクニカルな歌詞と、ダサカッコイイ、とか称するには微妙な、今時本気でカッコイイと言っては正気を疑われる、実録・たかされロックンロールとも言うべき美意識に貫かれていて、大変好ましい、と俺などは思うのですが。360度どこからみても多摩のロクデナシなビジュアルもポイント高いです。
毛色の違うJPOP、というよりは、今時珍しいロックンロールなのだと思います。
そのあたり、まさに反逆的な楽曲・バンドなのではないかと。

映像と合ってないのはひとえに前OPからの流用が多いからだと思います。

cognicogni2007/01/18 10:54>rulia046さん
「殺していいのは殺される覚悟のある奴だけだ」については、いちおうもともとのルルーシュの言葉の文意は理解しているつもりです。この前simulaさんもその発言について、コーネリア総督の発言と比較しながらエントリを書いていらしましたし、前後の文脈を照らし合わせればrulia046さんの仰るとおりだとは認識してます。上記で8話の「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」をちょい変更して引用したのは、単なる思い付きで、文章の意味が二義あって面白いんじゃないかなー、という感じでした。自分でも書いてて微妙かなと思ったところでしたので、ご注意どうもありがとうございます。
ルルーシュは本気で弱者の味方であろうとしていることは解るのですが、最近はその辺迷走してるかなぁ、というか、多分日本の他の人の情況が描かれていないせいでしょうけれど、本当にナレーションどおりに「母の復讐とナナリーのため」に傾いてきているような気もします。ルルーシュには正義の味方としてちゃんと頑張ってほしいです。

ピザ美女はきっといるとは思うのですが、C.C.には似合わないと思います。匂いというものはキャラクターの性格や外見を含んだ全体を示すべきであると思うのですが、たとえば「殺すな!」(#1)とか叫んで見知らぬ少女が自分の前にざっと出てきてふわっと彼女の匂いがしてきたとき、それがピザの香りだったらあのシーンの何かが損なわれるというか、個人的にはとてもとてもへこみます。「え、ピザ?!」みたいに。別にピザ差別してるわけじゃなく、ホットドッグでもラーメンでもだめですから、もうちょっと、こう、俗っぽさをなくした匂いの方がC.C.にはあっていると考えてます。あ、カレーならわりといけるかもしれません。甘口の匂いでさりげなく子供っぽさが含まれていると好ましいです。

>K_NATSUBAさん
>蒸れ蒸れムンムンの美学。
それは個人的にはマニアックすぎる嗜好の位置づけといいますか、ハンドルネームの頭にMのつく方がKanonを再プレイしているときにアップしていた日記に、「栞のストールの、特に握り締められてた部分の匂いを嗅ぎたい」と仰っていたのを見て、「この人には敵わないな…」と思いました。

えーと、FLOWについては良く知らないんですが、あれってJPOPの王道みたいな感じがしたんですが、ファッションヒップホッパーなんでしょうか。COLORSのイントロは良かったなぁと思ったものの、曲全体は可もなく不可もなくという感想だったのですが。いや、私のJPOP観はHello,Againぐらいで止まっているものでして、小室あまり好きでなかったし買ったJPOPのCDなんて片手で数えるほどもないので本当にJPOPのことは知りませんから、自分の曲評価に関しては的外れではないかといささか不安です。

で、新OPの曲ですが、ロックと名づけられると何となく許せるような気がしました。私のロック観はとりあえず許容範囲が広いとかそんな感じです。あと反逆的といわれると、コードギアスに合っているかもと説得されてしまいそうです。でもなんかどっかで聞いたことがあるようなメロディのような気もします。ということで、やっぱり声は嫌いですが、アニメと同期させない単体の曲としてはまあありかな、というレベルで。ただやはり、CDを買うところまではいかないとは思います。映像については、個人的には、ヴィレッタさんがアンニュイな顔で髪が解けながらどこかに吸い込まれて行くシーンで、ヴィレッタさんの代わりにオレンジことジェレミア卿が出演していたら全部ネタとして許せたかもな、と思っています。

あと、私、関東には三度しか行ったことがないので多摩がどこかすら知らないです。

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