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2007-01-24

[] コードギアス14話感想、リアリティ、SF  コードギアス14話感想、リアリティ、SF - こぐにと。 cognit. を含むブックマーク はてなブックマーク -  コードギアス14話感想、リアリティ、SF - こぐにと。 cognit.  コードギアス14話感想、リアリティ、SF - こぐにと。 cognit. のブックマークコメント

ブログの名前変えてみました。

本日笑ったリンク元検索ワード→『美少女ゲーム 革命』。空白の中に「の」を求めているのか「で」を求めているのか。後者なら何をする気だろう。

http://broadband.biglobe.ne.jp/program/index_geass.html

ということでコードギアス14話、感想です。

ルルはいつでも泣かない子。そして強い子。…というのはAIRとevatakaさんの言葉のミックスで。まぁ、そんな感じではないかと。ルル様と観鈴ちんが重なりだしてきた。

で、d:id:evatakaさんが予想されていた通り(1/18)の結果になって狂喜乱舞の回。切ない?まさか。あれは俺にとっては喜ぶところだ。詳しくはevatakaさんの1/19日の日記で。あとd:id:rulia046さんの写真と日常についての指摘も。

 それはそれとして。『コードギアス』。

 積み重ねた日常の、そのような絆をシャーリー思い出させる、ばらまかれた写真。

 それは必ずしも「決定的瞬間」ではなく。他愛ない日常の一コマの寄せ集めで。

 だけど、一瞬で失われるのだ、というハナシ。

 そして失って初めて気付くのだという。

http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20070123/p2

以下は私の感想です。

男の子は一人でなきゃいけません、女の子に癒されるなんてもってのほかです、いえーい、と全世界のエロゲの7割程度を否定するようなことは毎日のように思っているのですが、シャーリーへの謝罪と感謝すら受け容れてもらえない圧倒的なまでの王の孤独、癒しも許しも私が人間であると認められることも投げ捨てて、「お前らは間違ってる(そして俺も間違っている)」と叫ばせる権利とそれに見合うだけの力を求めるという、まったく好みすぎる展開にただただ「楽しー!」と視聴するばかり。interfuckingesting。このままでは自分のために作られているアニメだと錯覚しかねない。ここで思い出すのはONEであり、忘れられてゆく過程で学校へと向かう非常に健全な久弥浩平ではなく(しかも茜にそれを受け入れてもらうという健全さ!)、事実から逃げ出す麻枝浩平のほうであって、逆ONEと総称されるシナリオの構造を持つものが総じてつまらないという評価を持つことそれ自体が、ONEと逆ONEを忘却と喪失という一言で括ってしまうのが乱暴だということを示しているとは思えませんか。忘れてしまうことには興味ありません。そして忘れられる側である浩平とルル様の違いはといえば、誰かが忘れられてしまうという受動性と、自ら忘れてもらうという能動性との違いであって、言い換えれば時間は何もかも解決してくれるとの暴言を吐く受動性と、時間は何もかも解決してしまうという時間を敵に回す能動性だ。「君の罪は全部俺が」、つまり、あなたは忘れてもいい俺が覚えているから、というメサイアコンプレックスにも近い責任の取り方。次回予告の「確かに俺は甘いのかもしれない。……ギアス。この力が人を孤独にするというのなら、俺はもっと耐える心を持たねばならない」、強くなければならない、弱い自分に生きる価値などない、All Hail Lelouch!

いろいろなことができたかもしれない、と思うのはただの過去の捏造であって、また一つしかなかったのだと開き直るのも単なる思考停止にしかすぎず、空を見上げることでの阿呆らしい解放感を得ることへと徹底的に刃向かい、ただ視線をまっすぐ向けて地を踏んで運命などと呼ばれるものへと反逆するがごとく、ルルーシュはまっすぐと闇の中へと消えていくのだ。人であるということはこれほどまでにいろいろなことがあり、人外の気持ちとか自称非人間の気持ちを慮る余裕すらないのであって、evatakaさんの言うようにC.C.の力場は本当に邪魔ですね、と。これからアクロバットしてくれるか、さくさく終わらせてもらえればいいんですが。

始末するのかとC.C.にさんざ忠告されておいてルルは優しいものだから記憶をなくして遠くへー遠くへー越えてゆく遥か夏もー渡る川の流れもーいつか変わっていつか忘れて同じ思い守れずいるー♪と夏影Vocal(作詞:麻枝准)を思い出してしまうほどにルルはシャーリーから遠くへ遠くへ、そして見ようによってはC.C.の嫉妬とも感じられるキス発言連呼なのですが、やっぱり二人にはドライな関係のままでいてほしく、そしてシャーリーに「忘れるんだ」といって少し悲しそうに話すルル様の姿は他の物語でも見たことある展開だけれど、ルル様はひとりになっても歩くんだー誰もいなくなってそれでもー♪とLife is Like a MelodyのWebに落ちてる歌詞(作詞:麻枝准)まで引用してます。だってシャーリーはいい子すぎますよ「私も一緒に死んであげるから」なんて言ってくれる子なんていい子すぎます、最近の女キャラは「あんたさえいなければぁっ!」とかふつーに言ってくるのでシャーリーに癒されます。でもルルは俺のもので(事実、「ルル」と愛称で呼ぶ人はもう我々以外にいなくなったのだ!)、これは俺の戦いで、俺はあまりに無力でシャーリーをきっと守れないから、世界が誰かを傷つけることが許せないのがルル様で、自らの行為が誰かを傷つけることも決して許せず、だからこそ苛立ち、世界にはすでに失われたものといずれ失われるものしかないのだから、幸福かもしれないもの全てをかなぐり捨てて、もっときれいでしあわせなものを求めて、さあ行こう、あの高みへ。世界は美しく、そして、人生はかくも素晴らしい(智代アフター)。

と、すげー実存主義的なあおりで。で、不満を幾つか。「ダメーっ」のあとの写真の挿入とか去り際の靴音の演出はまぁまぁ好きなんですけど、やはりあの別れのシーンは横からのロングじゃないとちと不満です。#12, #13の夜の二人を思い出しながら、あの構図で12,13,14の三回連続で終わり、しかも#12においてはキスシーンなのに雨(背後には森)、#13は戦場、#14は別れのシーンなのに満天の星空での晴れ晴れとした空(背後には森)という、シーンに描かれる内容と皮肉なまでに反する天気というのが彼らを引き立てるのであって、その引き立てるからには対比が出来るような構図が恐らく必要とされ、そしてまた二人の絶対的な距離感を演出する構図として、横からのロングショットであのシーンをモンタージュでのつなぎなしのワンカットで撮ればよりいい感じの構図になったのではないかと思うのですが(追記:なんかそれだと動きがなさすぎるから違うかもしれず、いまいち想像がつかないです)。いちおう空間的な配置から見ると#12, #14ではシャーリーが(カメラから見て)左側にいて、#13ではルル様が左側で、そのシーンにおける受動的な者が左側にいるという構図は、まるでd:id:izuminoさんの視線力学についての記事が適用できそうな。なんかそういうの映画理論にもあるんでしょうか。あと階段について。この前書いたことがまんまで面白かったです。「ほんとう階段というのはおもしろい場所で、たとえば二人がそこで出会うとしたら、いつだってどちらかが上でどちらかが下で、その空間的な上下関係はまるで人間的な上下関係に転置してしまい、上に立つものが審判を下す者、下側には下される者、という絶妙な配置が暗示されるという形になってしまうと思います」。シャーリーが上側でルル様下側だったし。

そしてここで一つ疑問に思ったことを取り上げると、どうして二人は肩を並べなかったのか、ということであって、同じ二人が肩を並べつつ、同じ慰霊碑を見上げ、それでも互いの視線は決して重ならないまま、他人事のような言葉のやり取りを行うことで、群衆の中にいる他人同士のような、近くにいるのに圧倒的な距離感を感じるというやるせなさ(AIRにおける観鈴の幼児退行と晴子の空回りを想起せよ)をどうして演出しなかったのか、ということです。むしろ眼が合っていたほうが、他人同士らしいのかもしれませんが。でもそれは恐らくルルーシュがあれ以上近づけなかったという彼自身の甘さと、スタッフのコードギアスという作品に対する思いが影響しているのではないかと思われるのは、何度もいうように、コードギアスはいつも優しすぎるから。会話の探りあいが足りぬ。顔のアップが説明的にすぎる。最後の台詞が多すぎる。二人の視線が交わってしまっている。全てが分かりやすすぎる。故にコードギアスは優しい。また最後のルル様の言葉がシャーリーに届いてしまっていて、その言葉が「ありがとう」とかいうのが俺には許せない。「すまない」だろうあそこは。もっとエゴイスティックに、意味のわからぬ感謝よりも誰に発したかもわからないエゴにしかならぬ謝罪を。でもまぁ、「朝は来ますよ」の唐突さとか、「ありがとう」という決定的に宙に浮く言葉が届いてしまうこの不幸と幸福が、AIRの往人さんの「笑ってろ」で笑ってくれるなみに、なんか好きです。言語が社会的な側面を含むとはいえ。なお、今木さんの1/20も参照のこと。

しかし、忘却という物語装置の本質が二人の記憶のズレの切なさにあるのならば、そのズレを感知できる我々視聴者は一体どんな視点を持っているのか、そして果たしてそこに切なさを感じる権利はあるのだろうか。あと、ルル様の「もし生まれ変わることができたら、君に」って、絶対嘘だよね。生まれ変わりとか信じなさそうなタイプだし。だからそれはすぐに忘れられてしまうと知っているけれど、幾ばくかのシャーリーへの謝罪の気持ちを含めて、どうしても吐かなければいけないほとんど独り言のほとんど欺瞞の言葉を呟いたと、そう感じます。だからルル様大好きだ。

rulia046さんの21日あたり。リアリティについて。『テヅカ・イズ・デッド』ではリアリティ(現実感)を『もっともらしさ』と『現前性』で分けていたような記憶が。その区別でいくと、「紅蓮弐式の演出に足りてな」さは現前性の問題ではないかなと。で、この前d:id:crow_henmiさんとこでやられてたガンダムのコクピットはもっともらしさの問題。TIDが扱うのは現前性。

イーガンの『ひとりっ子』は最後の一つを残して全部読みました。ルミナス以外は微妙。順列都市とルミナスを読んでからSFハードルがえらい高くなってしまったような。最果てのイマなんてSFじゃねぇよ、なんて言ってしまいそうだ。いや、訊かれたら絶対そう言いますが。やはりラッカーあたりに進むべきだろうか。むー。

自分の文章は、なんというか、対象化できてないし、自分のことしか書いてないよな。つか自分のことしか書けないんですよね。ネタがない。世界がない。あと自分の文章スタイルというのが定まらなくて、四苦八苦です。

ところで『ナナリー』という単語でGoogleイメージ検索しても引っかからないんですが、人気ないのですか。

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私のmixiからの転載ですが。

センスの良い人というのは、その必要条件の一つとして、何かを見分けられる能力を持っている、ということが挙げられると思います。何かを見分けられる、というところで思い出すのは、マッキンゼー出身の人の書いた本にはよくMECEという概念です。これはMutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、訳せば「互いに重なりなく、全部集めたら漏れがない」ということになります。問題分析に関してはこの方略を取れ、とのことがコンサル本とかにはよく書かれてます。その一方で「MECEは役に立たない」とか本のレビューに書かれていたりで、そのあたりに個人的に齟齬がありました。では、役に立たないと言われるのは何故かと考えると、やはり一つのものを複数に分割する能力、見分けられる能力が欠乏していない人にとっては、 MECEなど役に立たないお題目になるのではないかなと。レストランのメニューであれば簡単にMECEが適用できますが、一つの現象、例えばビジネス上の問題であれば、MECEは一つの指針になれど問題を分解するのにてこずる人も多いはずです。もちろん、MECEを適用できるフレームワークを多く記憶している人は、いろいろな状況でもMECEを使えるのでしょうけれど、ちょっと新奇な場合とかは困ると思います。

また成長する手法のために、本を読め、とよく言われます。読書量が多いとどうなるかというと、やはり言葉に触れる機会が多くなり、言葉を単語レベルでも多く習得すると思います。そこで思い出すのが、哲学者・丸山圭三郎が主張した身分け/言分け構造です。我々は身体と言葉によって世界を分節している、と。だから言葉に触れる機会が多いと、もしくは単語の貯蔵量が多いと、世界の分節がしやすくなるとは考えられないでしょうか。もしこれが正しいのならば、読書量に裏打ちされた言葉への親しみは、問題や現象の分割、MECEの適用にも十分な効果を発揮するようになるのだと思います。だからビジネスセンスを磨くために本を読むということは、非常に的を射たアドバイスではないかなと。それだけでなく、そのビジネスの問題へのてこずり感の面白さと、作品という一つの現象への直接的な付き合い方というものは、どこか似通っているような気がして、そんな直感から、作品をよく読める人はビジネスでも成功できるんじゃないかと、そんな感じがしてます。

sosuitarousosuitarou2007/01/24 13:05>ナナリー
僕もしょっちゅう検索するのですが,がっかりすることしきりです.

cognicogni2007/01/24 13:10疏水さんの絵を見て初めて検索してみたんですけれど、ないですよねぇ…。
でも、ナナリーのエロ同人が引っかかったら引っかかったで、「こんなのナナリーぢゃない!」と叫んでしまいそうです。

tt2007/01/24 15:40話をもうひとつ先へ進め記憶の忘却に隣接するものとして存在の消滅と感情の消滅を設定する。前者の代表が死、後者の代表が浮気などの心変わり。ONEの忘却は存在の消滅の前触れとして描写される。感情の消滅が主眼となるのが「カードキャプターさくら」で、誰かを好きでいるという気持ちの在り方が永遠に失われるとされる。前者がキャラクター中心主義だとすれば後者は関係性中心主義。存在が先行するか認識が先行するか。存在の消滅を絆という関係性で繋ぎとめたなら関係性が絶対的に先行するのか。

cognicogni2007/01/24 22:45C.C.さくら、詳しく知らないんです。申し訳ないです。
で、ONE。ONEについては、存在の消滅への不安、とだけで表せるのか疑問です。(制度的に考えれば)存在の消滅の前触れにおいて、私が他人から(、、、、)忘却されるという構造を取っている以上、むしろ存在と関係性の分かちがたさをONEでは示しているとも言える。他人との繋がりを求めることで存在の消滅から免れるのも、その分かちがたさが麻枝氏個人の感覚の下で通底しているからこそのものではないか。ただしここでは、存在と関係性のどちらかが先行している、とは少し言いにくい。まぁ、個人的にはそれらは独立分離不可能なものとして扱いたいのです(分離はできないが、区別はできるという扱い方によって)。だから、ONEがキャラクター中心主義というのは少し乱暴すぎませんかね、と。
ONEにおける存在の消滅が死を意味するのなら、通常ならば誰かの死を描きそれを嘆くという構造を取るギャルゲー(e.g. 加奈とか)と比較して、ONEは自らの死を描いたという点で一品だったということも言えそうですが、どうにもそれは拡大解釈過ぎるしあまり面白くないような…。
学校行ってきまーす。

tt2007/01/25 09:02>存在と関係性の分かちがたさ
その言葉の当否はともかくとして、ONE においては通常想定される関係性に近しい概念が欠落しているために忘却が存在の消滅に直結している、という言い方が成立する。もうひとつの世界は少女との盟約と同質で関係性はダイレクトに時空間と連結している。具体的には、少女とヒロインは一見すると主人公を奪い合う関係のようだが実際は顔を合わせないし互いを排除しあう関係だとは思っていない。ここで嫉妬や独占心など関係性の過剰発動が発生する可能性は最初から排除される。セックスを過剰要求するだけで絆が壊れることに注意。セカイにキミとボクだけしかいないと指摘される根拠だが、一方で一人のヒロインと結ばれる結末を無数の分岐から選択する構造上、分岐間の排除しあう関係を分岐後のテキストに織り込むことは選択を無効化し分岐シナリオの効率悪化を免れないことを考慮するなら、嫉妬関連の排除は ONE の絆に不可欠であったと言える。
話を戻して、ONE における関係性は忘却前も後も世界から分離される以前の状態にあり、別の言い方をすると日常という単語の範囲内にある。

cognicogni2007/01/25 14:18みずかとヒロインとの非排他性については首肯しました。そして『嫉妬や独占心など関係性』の非過剰が永遠の世界発動からの要請であることも、的を射ていると思います。それが「忘却=存在消滅」に結びつくのは、なんというか、凄いというか、私がこれまでに見たことのない、非常に面白い指摘だと思います。正直かなり感動しました。せっかくだからもう少し見通しが良く出来ればいいんですが、うーん…。
「忘却前も後も世界から分離される以前の状態」というのがちょっと不明瞭で、解りませんでした。誰から忘却されたのか(他人?ヒロイン?)、誰の状態なのか(浩平?他の人々?)、忘却後って永遠にいった後か前か、というところが。あと、これは個人的な悩みなのですが、『日常』が事後性の仮構物であり、現在の日常は無根拠だというアシュタサポテの論を取った上で、今木さんらによる指摘である麻枝准の視点の特異性から導き出された「現在の幸せな日常は、幸せであるために、いずれ失われてしまう日常である」などというテーゼを考慮すると、ONEにおける日常という言葉の使い方が結構混乱してます。

riynamqriynamq2011/03/18 23:52EcLzD1 <a href="http://clvkrwjsrgii.com/">clvkrwjsrgii</a>, [url=http://jhvibevfwamr.com/]jhvibevfwamr[/url], [link=http://gvtfmeuckapx.com/]gvtfmeuckapx[/link], http://ezgvjewhnnmt.com/

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