こぐにと。 cognit. このページをアンテナに追加 RSSフィード

Archive | Profile
これまでの議題 | 被ブクマ
cogniのダイアリ | はてなB
cognitiveあっとinfoseek.jp

<< 2008/09 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最近のコメント
こぐにと。はTactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』を応援しています。
 | 

2008-09-02

[] Why so serious?  Why so serious? - こぐにと。 cognit. を含むブックマーク はてなブックマーク -  Why so serious? - こぐにと。 cognit.  Why so serious? - こぐにと。 cognit. のブックマークコメント

ダークナイト。劇場で終わっても終わった感じにならない。言いかえれば、後味、という感覚にならない。バットマンとジョーカーはまだ戦っている。そんな感じ。とても名残る。

ラストで盛り上がらなかったとか、長すぎたとかいうせいもあって、総じて後半の突き抜け感が足りないのも一因ではないかと思われる。最後爆発しなかったし。や、爆発したら爆発したで微妙な映画になったろうけれど。そういう意味で、ひらしょーさんの「ジョーカーが負けなければいけない」という物語の定型が何かをダメにしているような。

ともあれジョーカーは素晴らしかった。表裏のない性格、とは彼のような人に使われるのだろう。理性というものがあれば、時と場合に合わせて表裏を使い分け、内面を隠し続けることができるけれど、理性がなければそれもできまい。ただし、Jokerは理性がない狂犬というわけでもなく、「この傷の物語を?」に始まる内面吐露に見せかけた傷物語が毎回異なったり、スマートな行動を行いながら望む結果を常に得ているというところで、不気味な理性の存在を感じさせる不思議。そうしたところで最も理性的に見えるからこそ、殉教者としての側面を見え隠れさせている感じは確かにある。悪を行使するという揺らぎない信念、ならぬ揺らぎなきジョーク。すべてはジョーク、という態度の彼に対して、彼は内面を持つことを怖がっている、とまとめれば現代の兆候うんぬん、と繋げられるかもしれんが、それはそれでまた別のお話になるだろう。

ジョーカーが凄い、の一点が突き抜けていて、画面的にはあまり大したことがない、と感じるのだがいかがか(ジョーカーをひときわ目立たせるためにそういう風に作ったのであればそれは成功だろう)。そういう意味で、キャラクターの魅力で引っ張るラノベにも似ている面はあるよな、と思った。でも「悪党が夜を怖がる」とかいうちょっとした描写は大好き。

あとYoutube に Joker’s impressionがたくさん上がっているのを見て、ジョーカーの存在感を改めて思い知ったのであった。

トラックバック - http://rosebud.g.hatena.ne.jp/cogni/20080902
 |