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2007-02-14

[] 赤松健インタビュー  赤松健インタビュー - こぐにと。 cognit. を含むブックマーク はてなブックマーク -  赤松健インタビュー - こぐにと。 cognit.  赤松健インタビュー - こぐにと。 cognit. のブックマークコメント

rulia046さんのところから。

http://www1.kcn.ne.jp/~iz-/man/akamatsu/sayings02.htm

この前、ネギま!はロングショットが多くて、スクランはバストアップが多い、という印象論をmixiかメールで書いた覚えがあり、作者である赤松氏本人がそんなことを言っていたのか、となんだか嬉しくなりました。そしてその後、自分の検索能力の低さに落ち込みました。

近況報告に代えて、というか、いちおう何かは書いてるんですけどまとまらないんですよね。

[] ループゲームと反復と制度  ループゲームと反復と制度 - こぐにと。 cognit. を含むブックマーク はてなブックマーク -  ループゲームと反復と制度 - こぐにと。 cognit.  ループゲームと反復と制度 - こぐにと。 cognit. のブックマークコメント

Cross†ChannelとFateHAのネタバレします。それと多分あとで消します。

http://d.hatena.ne.jp/genesis/20070214/p1

genesisさんの「かったるいです。あと,つまんない。」という感想は妥当なのかもしれませんけれど、それこそが製作者の目指していたものではないか、という意見を確かtdaidoujiさんのところで見た覚えがあります。実際、ゲーム内にも「退屈になったから、やめよう」ということを主人公が言うらしいじゃないですか。だからプレイヤーもそれをなぞること、つまりゲームがつまらないと感じることで、ゲームのエンディングを迎えるという、ゲーム=プレイヤー間の同期構造を取っている、という点でFateHAは面白いのだと思います。

この前、2/5のmixi日記にもちょうど書いていたことなんですけど、ループゲームにおけるループの扱い、という具合のテーマで、C†CとFateHA(こっちは未プレイのため伝聞のみ)という比較を簡単にしたんです。ちょうど良いので少し改稿して表に出しておくと、

(これから行う議論の)基本的な路線は、C†CとFateHAの比較によって、それぞれのゲームの持つループ現象の扱いの違いを浮き彫りにし、反復に関してもう少し考えを深めてみようというものです。まずC†Cがループをただの障害としてしか捉えていない無邪気さがあると思っていて、田中ロミオはこの点で物語屋として真っ当としか言いようがないです。しかし個人的には無邪気すぎると感じてます。一方のFateHAは制度的意味の反復によって制度自身を疲弊させる試みをして「飽きた」と主人公とプレイヤーに思わせる点でC†Cと区別可能だ。しかしここでFateHAがいい意味で厭らしいのは、ミニゲームという形で更なる反復を与えていて、多くのプレイヤーがそれをこなしていることから、シナリオの結論とは違う面で反復は飽きないことすら示唆している。そしてそのミニゲームの反復はゲームシナリオ内の反復ではなく(つまりプレイヤーキャラに感情移入とやらをして味わう反復ではなく)、ほぼプレイヤー側の反復になるという顛倒がある。これを考えていくと、恐らくその反復という概念が結構拡がりうるので、そこまで製作者が意図を射程に入れているとすれば、それは凄いことだよなぁ、とかそういう感じのことを思っていました。言い換えうるならば、反復を否定しつつ肯定する、その共立を指摘する挙措が凄いな、と。

制度の疲弊については、未開部族の宗教儀式に見られるような、単一のリズム・語の繰り返しによる、語のゲシュタルト崩壊というか、例えば日本語だと「ら」を書き続けていたら、「ら」が「ら」という意味を持たないもののように見えてくるという風に、制度が過剰な反復によって自殺に追い込まれる、という現象を援用する予定しており、自殺といえばデュルケムを参照するべきなんだろうけれど、ここの文脈ではどうなんだろうとか。確か自殺にあたっての主観的なものには切り込んでなかったよな、デュルケム。

とか書いていました。えーと、まぁ、FateHAは未プレイですし、ループゲーと反復についてはもう少し考えてから書きたいと思っているので、まぁこれは草稿みたいな感じで。だから後で消します。

一応予定の路線を書いておくと、この前も書きましたけれど、反復もしくはループと言明する際、そこには出来事の区切りが強制的に入ってしまい、その操作自体がまず一つ問題になることを取り上げたい。そもそもループ、ということは「何か」を繰り返すということだから、その「何か」というものを一度定めねばならない。この辺の個別化操作が問題だ。そういえばこの前、「一回性」とかブクマコメントで言われてましたけど、一回性なんて別に称揚するようなもんでもないとは思いますが、そう斜視している私ですらもループゲームにおける体験の一回性とかそういう視点はあんまり読んだ覚えがないような気がします。まぁ、Deleuzeをちゃんと読んでからこの辺は書きたいのです。

そしてもう一つは、ずーっと前に言ったメタフィクションがフィクションに絶対的に負けてしまうということも取り上げたいです。フィクションという制度を前提とし、メタフィクションはそれを攻撃するが故に、結果的にはその前提・措定が制度の頑強さをあらわすことになる。つまり、メタフィクションによってフィクションという制度を侵犯しようとしたときに、そこには必ず「制度の(、、、)侵犯」という意味づけが行われるが故に、制度は決して敗れない。それは前提され続けるために生き延び続ける。しかしここで有効な手法があるとすれば、それは制度の徹底的な反復の身振りによる、制度の疲弊だろう。例えばサドの小説では、サディスティックな行為は最初制度の侵犯としての位置づけを持つだろうが、反復によってその行為は日常へと戻ってしまう。しかし執拗なまでのサディスティックな描写が今度はその日常の疲弊を齎し、疑義を挟み込む隙間を生むのではないか。という感じです。まぁ、体験の一回性やら「行為は処女である」と連呼していたら、体験の一回性とか「行為は処女である」発言の一回性がなくなることすらあって、しかしそれでも繰り返し続けたら、なんか凄いことが起こることすら戦略に入れられるという話です。

FateHAは後者の、制度の疲弊を物語に組み込んでいるという点で、やはりノベルゲームとしては新しいものとして評価できるのではないかなと(しかしここで外部を見てみると、上述のサドのように、もしくは蓮實重彦の挙措のように、類似の試みはいくつも行われているのだが)。ゲームというシステムのせいか、ループを物語に組み込んだノベルゲームは幾つか知っていますが、そのループを捉える手癖と乗り越える手癖がFateHAは違う。これはかなり外部からの視点、ジャンルを意識した視点かと思うのですけれど、まぁ、そういう評価も可能だと思います。

もちろん、「退屈になった日常から脱出する」という風にFateHAをまとめてしまうのではなく、その構造と答え方、そしてそこから拡がるものをきちんと視野に入れて。

追記:ここでの反復というものには能動と受動の双方の態度が不可避的に含まれざるをえず、便宜的に区別した両者の態度が物語的反復においてどのように扱われているかを明らかにすることで、ゲームの能動性と受動性に関連させることも可能ではないか。メモ。

izuminoizumino 2007/02/14 23:21 専門が映画(SFX含む)の人ですからね。>赤松さん ついでに言うと小林尽は「アニメーターの原画」を模写して絵の訓練をしていた時期があったそうですが(本人談。人物だけでなく、多分エフェクトや背景も込みで)、「洋画」と「和製アニメ」との間で、空間認識や美観の差というのも出てくるのかもしれませんね

cognicogni 2007/02/15 00:51 コメントありがとうございます。
なるほど、両者はそのような訓練の過去と違いがあるんですね。やはり作家の来歴について知識を持っていると、そういうところまで気が回るところに驚くとともに、素人は専門家には勝てないなぁ、と思いました。
そういえば、確かにアニメは(描きやすくするためか動きを少なくするためか)バストアップが多いような印象があります。そこから小林氏が影響を受けているなら、スクランでそういうショットが多いのも納得がいきます。
あといずみのさんのサイト内にある赤松氏の発言なのに気づけなかったのは不覚でした。

tt 2007/02/15 07:05 Prismaticallizationで全部語られ終えてるのでいちいち書く必要を感じないとゆーか。

cognicogni 2007/02/15 16:08 p17n未プレイなんです。でもすでに言われていることを繰り返すのはちょっと恥ですねぇ。まぁとりあえず自分なりに考えてみますが、珠玉のできでないかぎり公開は差し控えようかなと。

crow_henmicrow_henmi 2007/02/16 19:02 ループゲームの体験の一回性についてはtdaidouji氏かあんよ氏が語ってた記憶がありますが。2005年10月から11月の間くらいで(超あやふや)。

cognicogni 2007/02/17 14:14 くるぶしあんよさんのところは、
http://www.puni.net/~anyo/diary/200511.html#20051104
ですかね。
tdaidoujiさんのところはまだ許可申請していないので見れません(泣)。
あと関連しているところを見ていったら、昔の自分の記事を見つけて泣きそうになりました。恥で。早く抹消して欲しい。ああもうだからネットは嫌なんだ。

crow_henmicrow_henmi 2007/02/18 11:23 ああそれです。関連してる自分の記事もあるんですけど、まあそれは別の話。

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