博物子

美少女ゲーム年代記 (id:genesis)  

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Wednesday, 2007/06/06

『SEXYゲーム大全』

「純愛」対「鬼畜」という評価軸 「純愛」対「鬼畜」という評価軸 - 博物子 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「純愛」対「鬼畜」という評価軸 - 博物子

 1998年の年末に刊行された『SEXYゲーム大全』(ISBN:4584202249KKベストセラーズ)というムックがあります。巻頭のカラー・ピンナップに出てくるのが結城瑞穂(下級生),シィル・プライン鬼畜王ランス),織原早苗(放課後恋愛クラブ),森川由綺(WHITE ALBUM),美澤千歳(Natural ~身も心も~),氷川菜織&鳴瀬真奈美(With You ~みつめていたい~),伊東みつき(My Girl)だというあたりで,時期を把握できるでしょう。

 この本は,いわゆる「エロゲ論壇」が成立する前の状況を,ほぼありのままに反映させ保存しているというところに特質があります。特集は「鬼畜と純愛」というテーマで編まれており,1998年に発表された作品を2つのグループに分けて紹介しています。

純愛系

鬼畜系

  • エルフ『臭作』
  • D.O.『虜2』
  • Mink『美しき獲物たちの学園』
  • クラウド『狂*師 ~ねらわれた制服~』
  • アクトレス『き・ず・な』
  • ZyX『淫内感染 ~真夜中のナースコール~』
  • インターハート『わるっ!! ―いたずら―』
  • スタジオメビウス『悪夢95』

 もっとも,この二分法に無理があるのは編者も承知しているようで,その後に続くページにおいて取りこぼしてしまった作品をフォローしています。


■ 純愛系は陵辱系より胡散臭い?

純愛系のゲームってどんなのがあったっけ。(中略)

考えてみればエロゲーって時点で純愛??という気もするけれど(後略)

http://d.hatena.ne.jp/hajic/20070606/p1

成立史を追いかけていくと,リーフ三部作によって提示された物語的可能性を受け止めて登場したものの中に,ポルノグラフィ性を減じて恋愛シミュレーション性を強調した作品群があった,と位置づけられると思うです。

――という話を「永遠の現在」で書く予定。古参の方々には取るに足らないベタな話でしかないですが,ここは狂言回しの語部を演じようかと。

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