欲情装置としての美少女ゲーム

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欲情装置としての美少女ゲーム

/* プロット http://rosebud.g.hatena.ne.jp/genesis/20070302/p1 */

 ビジュアルノベル形式“ではない”作品群について考察してみよう。

 葉鍵系が成立をみた1998年頃の状況を振り返ってみると,美少女ゲームの分類法としては《純愛系》か《鬼畜系》かという二分法が用いられていた。すなわち,ゲームの形式もさることながら,何がテーマとして表現されているのかによって大きな区別をすることが一般的な捉え方であったのである。《純愛系》の筆頭としては「ときメモ」などの恋愛シミュレーションがあり,《鬼畜系》にはフェアリーテールの「名前シリーズ」などの陵辱(レイプ)ものが挙げられよう。

 本稿では,これまでに一度編んだ通史を解体し,エロティシズムの喚起に精力を注いだ「エロゲー」――通俗的な表現をすれば「オカズ」としての価値が高い「抜きゲー」――という観点から再度歴史を概観し直してみることにする。

必須事項

  • PIL 『SEEK』(1995年3月)
  • エルフ 『遺作』(1996年6月)

 前者はSM表現を真正面から扱っており,テーマ設定という観点から重要です。後者は,過激路線で知られていたシルキーズ(Silky's)が実はエルフのブランドであったことが明らかになったものです。

参照事項

 さらに話題として出しておきたいものにまで広げるなら,以下のようなものも加わってくるでしょう。

  • GAINAX 『電脳学園』(1989年7月)
  • ソニア 『VIPER-V6』(1993年6月)
  • アリスソフト 『あゆみちゃん物語』(1993年9月)
  • カクテル・ソフト 『カスタムメイト』(1993年9月)
  • Libido 『リビドー7』(1994年6月)
  • SUCCUBUS 『禁忌 ~TABOO~』(1995年3月)
  • スタジオメビウス 『悪夢』(1996年4月)
  • D.O. 『虜』(1996年10月)
  • Mink 『夜勤病棟』(1999年12月)
  • ILLUSION 『おっぱいスライダー』(2005年11月)
編著 おおいしげん(id:genesis
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